今オフにソフトバンクを戦力外となった森唯斗投手(31)が1日、DeNAの球団事務所で入団会見を行い、「腕がちぎれるまで投げる」と力強く語った。背番号はソフトバンク時代から背負った「38」に決まった。
森は、社会人・三菱自動車倉敷オーシャンズから13年ドラフト2位でソフトバンクに入団。1年目からリリーフで58試合に登板する活躍を見せ、18年にはクローザーに配置転換されると、37セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得した。翌年以降もクローザーを務め、3年連続30セーブを挙げ、ソフトバンクの4年連続日本一に貢献した。今季は、先発に転向もケガに苦しみ、6試合の登板で2勝3敗、防御率4.60と不本意なシーズンとなった。
会見で、今回の移籍について「一番最初に声をかけてくださった、横浜でやるぞという気持ちになった」と気持ちを新たにした。球団は、森に「リリーバーとしての期間が長いのは承知しているが、前年度より先発の方でしっかりと試合を作ることを我々見てきておりますので、現在の期待値としては先発が非常に大きい。貴重な優勝経験者、我々が持っていないものを持っている」と大きな期待を寄せる。
再起を誓う常勝軍団を知る元鷹の守護神がDeNAを98年以来のリーグ優勝に導く。
■森唯斗(もり・ゆいと)
1992年1月8日生まれ、31歳。海部高(徳島)~三菱自動車倉敷オーシャンズ~ 2013年ドラフト2位指名。2014年にソフトバンク入団。














