参議院議員選挙の富山選挙区についてJNNと毎日新聞は、県内の有権者を対象に世論調査を実施しました。これに基づいてチューリップテレビが中盤の情勢を分析したところ、依然、自民党・現職の野上候補が大きくリードし、野党が伸び悩んでいることが分かりました。
参院選富山選挙区に立候補したのは届け出順に、
▼日本維新の会・新人の京谷公友候補
▼自民党・現職で公明党が推薦する野上浩太郎候補
▼NHK党・新人の小関真二候補
▼共産党・新人の坂本洋史候補
▼諸派・新人の海老克昌候補
▼立憲民主党・新人の山登志浩候補の6人です。
チューリップテレビなどJNNと毎日新聞は、7月2日と3日に県内の有権者を対象に携帯電話を使ったインターネット調査を実施し、取材を加味して中盤の情勢を分析しました。
それによりますと、富山選挙区では幅広い年代から支持を受ける野上候補が前回、1週間前に行った調査から引き続き大きくリードしています。
一方、新人の京谷候補、山候補、海老候補、坂本候補、小関候補は伸び悩んでいます。ただ、3割近くが投票先を決めておらず、情勢は流動的です。
候補者別の政党支持層です。野上候補を選んだ人のうち、自民党支持層は7割以上、無党派層は2割ほどです。京谷候補を選んだ人のうち、日本維新の会の支持層は4割強、次いで、れいわ新選組の支持層が4割です。山候補を選んだ人のうち、立憲民主党の支持層は5割を超え、国民民主党の支持層が3割ほどです。海老候補を選んだ人のうち、最も多いのは政党要件を満たさない政治団体の支持層で5割です。坂本候補を選んだ人のうち、最も多いのは共産党の支持層で5割以上を占めています。小関候補を選んだ人のうち、最も多いのはNHK党の支持層で3割近くです。
次は比例の投票先です。政党別にみると、トップは自民党で前回より3ポイント上昇し、31パーセント。一方、野党で最も支持されたのは、日本維新の会で前回と同じ14パーセント。野党第一党の立憲民主党は3番手となっています。
県内の政党支持率です。トップは自民党で43パーセントと、前回より3ポイント上昇。次いで日本維新の会が7パーセント、立憲民主党が5パーセントなどとなっています。一方「支持政党なし」は31パーセントです。参院選の投開票は7月10日です。
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