「受け入れるのに時間がかかったというか、受け入れられていない状況です」。薬物問題をめぐり廃部方針を示した日本大学のアメリカンフットボール部。現役日大アメフト部員2人がカメラの前で、今の心境やアメフトへの思いについて語りました。

薬物事件で3人の逮捕者 廃部方針は12月1日に最終的な結論へ

 薬物問題で揺れる日大アメフト部。11月29日に部の寮を訪れてみると、看板は白のテープで覆われ、扉は鎖で封鎖されていて出入りができなくなっていました。

 これまでに薬物事件で3人の逮捕者が出ていることなどから、大学の競技スポーツ運営委員会は11月28日、アメフト部を廃部とする方針を示しました。関係者によりますと、11月29日に行われた臨時の理事会でも廃部について議論が行われましたが、理事の中で意見が分かれ結論は持ち越しに。12月1日に行われる予定の理事会で最終的な結論が出る見通しだということです。

取材に応じた部員2人「少しは覚悟していたが…受け入れられない」

 創部83年。何度も日本一に輝いてきた強豪・日大アメフト部。このチームにあこがれ、チームの一員として練習に励んできた現役部員。廃部方針を知ったのは部の連絡網でした。

 「自分たちに連絡があったのは火曜日の夜ですね。部でいつも使っている連絡をまわすアプリがあるんですけど、その連絡網上で監督から『廃部になりました』と、そういう趣旨の文が送られてきました」

 この知らせが届くまで廃部になるとは思っていなかったといいます。

 「監督から聞いていたのは、大学側といろいろ話をしている中では廃部ではなく何かしらの処罰はあるにしても廃部だけは免れるだろうという見解は聞いていました。廃部にならないためにさまざまな大人が動いているので、自分たちにできるのは廃部にならなかったときのチームの再建のためにどういったことができるのかというのを話して、最悪の事態を想定しながらも前向きに検討していた。再建に向けて準備を進めていたという感じです。集まれるだけの部員全員で、再建に向けて動き出す意思のある者で集まってミーティングをしていました。話し合いを進める中では学生が主に発言して準備を進めていた感じです」

 その矢先に知らされた廃部方針。すぐには受け入れられませんでした。

 「メールを見たときは最初はなんて書いてあるかもわからないぐらい動揺して。自分の中でなかなか納得できなくて、ずっと毎週ミーティングで来年のシーズンに向けてやっていこうという話し合いをしていた中で、突然廃部のメールがきたので、なかなか受け入れられませんでした」
 「(廃部という)まさか最低の結果になるとは。少しは覚悟はしていたんですけど、いざ実際に廃部と言われると、やっぱり受け入れたくない、受け入れられないという気持ちが一番です」

 逮捕者が出た後も詳細については部員に知らされることはなかったといいます。

 「我々は一応、当時者といいますか、この問題に一番関わっていると思うんですけど、その我々でもこの事件であったり事後について、多くのことを知れていない。何が事実なのか自分たちも知らない部分もたくさんある」