老朽化に伴う盛岡市役所の本庁舎移転について話し合う会議が30日行われました。用地の選定から10年で新庁舎の供用を開始する整備スケジュールが示されました。

これは30日に開かれた庁舎移転を協議する整備審議会で市が示したものです。
新庁舎を整備する候補のエリアは内丸、盛岡駅西、盛南の3か所となっています。
市によりますと、去年2月の想定では用地を選定したあと7年で供用開始としていましたが、基本計画の検討や入札、引っ越しの期間などを新たに整備スケジュールに追加し、10年での供用開始と想定しました。


(新市庁舎整備審議会 倉原宗孝 会長)
「市民説明会でも出ていましたように、やはり目標、ゴールを定めるのはより有効な議論をする上でも大事なことかと思います」

このほか11月に市内で4回行われた市民説明会に延べ267人が参加したことも報告されました。
市が参加者に行ったアンケート結果も公表され、新庁舎を考える上で重要とするのは利便性が50%で最も多く、次に整備エリアが22%でした。
審議会は今後整備エリアを絞り込み、来年度中に市長に答申する予定です。