アメリカと中国の国交正常化への道筋をつけるなど、外交史に大きな足跡を残したアメリカのキッシンジャー元国務長官が亡くなりました。100歳でした。

キッシンジャー氏は、ニクソン政権とフォード政権で国家安全保障担当の大統領補佐官と国務長官を務め、1972年に当時のニクソン大統領の中国訪問を実現させ、国交正常化への道筋をつけました。

その翌年には、ベトナム戦争の和平協定を成立させ、ノーベル平和賞を受賞。外交史に大きな足跡を残しました。

一方、中国でも、キッシンジャー氏の死去が速報で伝えられました。中国でキッシンジャー氏は米中国交正常化を主導した人物として有名で、今年7月には中国で習近平国家主席と会談していました。

ネット上には、功績を改めてたたえる声と死去を悼む声が相次いでいます。