全国的に感染が流行しているインフルエンザについて、石川県は29日、今後さらに大きな流行が発生するおそれがあるとして、インフルエンザ警報を発表しました。これは、過去2番目に早い発表で、県は基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。

県によりますと、県内48か所に設けた定点医療機関で、今月26日までの1週間に1,453人のインフルエンザ患者が確認されました。1か所あたりの患者数は平均で30・27人となり、警報の基準値となる30人を超えたため、県は29日、さらなる流行が懸念されるとして、インフルエンザ警報を発表しました。これは、新型インフルエンザが大流行した2009年10月下旬に次いで、過去2番目の早さで、流行期間の長期化も懸念されます。

直近では今年2月上旬にインフルエンザ警報が発表されていて、県によりますと、ことしは昨シーズンからの流行が夏以降も続いている状態だということです。県ではうがいや手洗い、換気、咳エチケットなど、基本的な感染症対策を徹底するよう呼びかけています。今一度、一人ひとりが心がけてください。