JR西日本は、利用者の減少が深刻ないわゆる「赤字路線」の収支を公表し、大糸線の南小谷駅から北の区間は収支がやや改善しました。
JR西日本は、一日あたりの乗客の数が2000人を下回っている17路線の30区間について、2022年度までの3年間の収支を公表しました。

長野県内では、大糸線の南小谷駅から北の区間が該当し、この区間の営業にかかる費用が1年あたり平均で6億1000万円だったのに対し、収入は2000万円でした。

費用に対する収入の割合を示す「収支率」は2.6%で、前の年度までの2.3%からやや改善しましたが、100円稼ぐのに3800円余りかかる計算で、厳しい経営が続いています。
一方、2022年度の1日あたりの乗客は108人で、35年前の11%にとどまっています。














