「エホバの証人」の元2世信者らが教団内での“性被害”についての調査結果を公表しました。ほかの信者から体を触られたり、性体験を話すよう強制されたなどの訴えが150件に上り、ある女性は性体験を「泣きながら話した」と告白しました。
きょう、「エホバの証人」の元2世信者たちがこども家庭庁を訪れ、教団内での“性被害”があったとする調査結果を提出しました。
調査では元2世信者ら159人が“性被害”を申告。このうち、▼「性暴力を受けた」と答えた人は37人いました。
JW児童虐待被害アーカイブ 綿和孝 代表
「衣服の上とか直接身体を触られたというのが一番多い。“長老”から加害を受けたというものもかなりあった」
また、▼「性に関する経験などを話すように強制された」ことがある人は42人いたということです。
元2世信者の女性は…
エホバの証人 元2世信者
「男性複数人から性交渉の具体的な質問を受けた。記憶に蓋をしないと生活できなかった」
エホバの証人の元2世信者である30代の女性。18歳のとき、異性との交際が教団内に伝わると、地元の幹部信者らの前で性体験を話すよう求められたといいます。
エホバの証人 元2世信者
「性交渉したのか、いつどこで何回したのか詳しく聞かれた。すごく恥ずかしい思いと、口にしたくないという思いもあって、泣きながら回答していた」
教団では結婚していない人同士の性行為は“不道徳な行為”として教義で禁じています。
性体験について何度も問われた女性は教団を脱会しましたが…
エホバの証人 元2世信者
「男性複数人と一緒に仕事などの会議室や密室に入るような瞬間があると、心拍数が上がって変な汗が出てくる、頭が真っ白になってしまう」
こうした訴えが上がる背景について、現役の幹部信者が証言しました。
エホバの証人 現役幹部信者
「(教団には)聖書の基準に照らして罪の重さを判断して、それに対する処分を決める『宗教裁判』のような取り決めがある」
これは幹部信者向けのマニュアル。記されていたのは、信者に調査を行う際の“指標”です。
幹部信者向けのマニュアル
「『性的不道徳』故意にそうしたことをすれば罪であり、審理処置が必要」
その「審理処置」の様子は…
エホバの証人 現役幹部信者
「密室で罪を犯したとされる人が、複数人対1人というかなりプレッシャーを感じるような状況のもとで行われる。それに答えないことは『神に対する不従順』だとされる」
一方、教団側は…
エホバの証人(JNNの取材に対し)
「性に関する経験を話すように強制することはありません。児童に対する性的虐待は極めて邪悪な行為であり、そうした行為を憎悪しています」
被害を訴える女性は、宗教的な虐待に関する「法整備が必要」と強調します。
エホバの証人 元2世信者
「『直接指示を出していない』と教団側が逃げることができてしまうのが現状。宗教団体が個人の尊厳であったり、子どもたちの権利を侵害することがないよう」
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