冬眠前にエサを求めて人里におりてくるクマ。柿の実を食べることは知られていて、中山間地では柿の木の伐採も行われていますが、27日、富山市の八尾小学校のそばでクマの痕跡が見つかりました。そこは精米所で、クマの狙いは『米ぬか』だったとみられます。

「自由にお持ち帰りください」。地元住民のために誰でも持ち帰ることのできる米ぬかが置かれた富山市八尾町の精米所。“米どころ”ではよくみかける精米所ですが…そこにやってきたのは…。

記者:「精米所の扉にはクマの爪痕が無数に残されています」

27日午前8時半すぎ、富山市八尾町下笹原の精米所でクマの爪痕やドアが壊されているのを近くに住む人が見つけました。

市や猟友会によりますと、クマはドアの下の部分を突き破って侵入。中の米ぬかを食べたということです。精米所の内側の壁にはクマの手形らしきものも…。