■NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD(28日、東京・新高輪プリンス)
日本野球機構は28日、今年活躍した選手を称える年間表彰式の“NPB AWARDS 2023”を開催した。新人王はセ・リーグ、村上頌樹(25、阪神)。パ・リーグは山下舜平大(21、オリックス)となった。
阪神の新人王は2016年の高山俊外野手以来、7年ぶり。投手となると2007年の上園啓史投手以来となった。今季は開幕からの連続イニング無失点記録31イニングをマークし、リーグタイ記録を打ち立てた。成績は22試合に登板し、10勝6敗1ホールド、防御率は1.75、勝率は.625、137奪三振とチームの日本一に大きく貢献した。
新人王を争っていたチームメイトの森下翔太(23)からは「3年目やからいいやろ、1年目に譲れやと言われたけど、そこはしっかり自分が勝ち取ったので良かったです」と笑顔を見せた。
チームの38年ぶり日本一については「自分自身も阪神ファンですし、阪神が日本一から遠ざかってたっていうのはわかってたので、何とかそこの一員になりたいと思ってたので、チームとしても、自分自身としてもとても良いシーズンになったんだとなったと思います」と終始、笑顔が絶えなかった。
パ・リーグは山下、チームとして2021年の宮城大弥投手以来、2年ぶり。今季は16試合に登板し、9勝3敗、防御率は1.61、勝率は.750、101奪三振、プロ初登板が開幕戦、勝ち星は付かなかったがそこから5連勝とチームに勢いをつけた。8月に腰の張りで出場選手登録を抹消されると9月に「第3腰椎分離症」と診断された。8月以降の登板はなかったがそれまでに9勝をあげてチームのリーグ優勝に導いた。
「自分の与えられたポジションで1年間戦い抜くって事は、今年も常にやるべきことなので、まずは自分のやるべき仕事を全力でやりたい」と来季の目標を掲げた。
来季メジャーに挑戦する山本由伸(25、オリックス)と1年間プレーして「得たものばかりで由伸さんと野球が出来て、これからの野球人生にも大きく影響するのかなと思います。得たものを常にこれからの野球人生に生かしていきたいなと思います」と成長を誓った。














