今季限りで楽天から戦力外を受けていた西川遥輝外野手(31)、ソフトバンクを戦力外となっていた嘉弥真新也投手(34)、増田珠内野手(24)の3人が28日、都内のヤクルト球団事務所で入団会見を行った。

西川は入団が決まった率直な感想を「また野球ができることをすごく嬉しかったですし、やってやるぞという気持ちになりました」。「野球ができるかどうかわからなかったので、野球ができるという喜びが湧きました」と話した。

日本ハム時代に4度の盗塁王とゴールデングラブ賞、2度のベストナインに輝いた西川。球団から期待されていることを聞かれると「まだ身体も元気ですし、走り回る姿をお見せできたらなと思います」と笑顔だ。

かつて「トリプルスリー」を達成した山田哲人(31)とは同学年。「哲人も同級生で尊敬の目で見てたので。こうやって一緒にできるので、いいところは学んでいきたい」と話す。

ヤクルトでは背番号「3」を背負う。目標は「得点力をあげられるように頑張っていきたい」。「リーグ優勝したいと思いますし、チームの活力になれるように頑張りたい」と即戦力になることを誓った。

西川は智弁和歌山高から、2010年ドラフト2位で日本ハムに入団し、21年まで在籍。自由契約となったあと、22年からは楽天でプレー。今季は35試合で打率.181に終わり戦力外通告を受けた。