日本大学アメフト部の薬物問題の対応をめぐり、酒井健夫学長と沢田康広副学長が理事会からの辞任勧告を受け入れる方向で調整していることがわかりました。

日大アメフト部の薬物事件をめぐって、第三者委員会は「大学のガバナンスが機能不全に陥っていた」として、幹部の責任を厳しく指摘していました。

先週行われた日大での臨時の理事会で、理事会から、一連の対応の責任を取って沢田副学長は即時の辞任を、酒井学長は年度末での辞任をそれぞれ勧告されていました。

沢田副学長への処分案は投票に参加した理事が全員賛成し、酒井学長の処分案は14人が賛成し、反対した人が2人、投票を棄権した人が1人いたということです。

酒井学長と沢田副学長は当初、この辞任勧告に対し反対の意向を示していましたが、学内の混乱を避けたいという意向から、引責辞任に納得はしていないものの辞任勧告については受け入れる方向で調整しているということです。

理事会は2人に対し、27日までに辞任勧告への回答をするよう求めていました。