■J1昇格プレーオフ準決勝 東京ヴェルディ(J2 3位)2ー1 ジェフユナイテッド千葉(J2 6位)(26日、東京・味の素スタジアム)
J1昇格をかけたプレーオフの準決勝。J2 3位の東京ヴェルディが、J2 6位のジェフユナイテッド千葉を下し、決勝へと駒を進めた。12月2日に残る1枠をかけ、清水エスパルスと激突する。
東京ヴェルディ16年ぶりのJ1復帰を目指す先発メンバーは、GK、マテウス(30)、DFに宮原和也(27)、林尚輝(25)、谷口栄斗(24)、深澤大輝(25)、MFに中原輝(27)、森田晃樹(23)、稲見哲行(24)、齋藤功佑(26)、FWに染野唯月(22)、山田剛綺(23)の11人。
序盤、ジェフ千葉のショートカウンターやセットプレーなどで、攻撃を受ける場面が目立つ東京ヴェルディ。DF陣の踏ん張りで何とか失点を防ぐが、ジェフ千葉に試合の主導権を握られ、なかなか敵陣内に攻め込むことができない。
その後もジェフ千葉の猛攻に耐える時間が続く。そして迎えた前半34分、齋藤が左サイドでボールを持つと、中央の森田へパス。森田はワンツーを狙い縦にパスを出すと、ボールはこぼれてペナルティエリア内へ。ゴール前の混戦、中原が放ったシュートはゴール右隅に突き刺さり、東京ヴェルディが1-0と先制に成功する。
さらに東京ヴェルディは前半終了間際、再び齋藤が左サイドから正確なクロスを上げ、ゴール前へ飛び込んだ森田が頭で合わせ2点目を奪い、前半を2-0で折り返す。
エンドが変わった後半、勝利でしか決勝に進めないジェフ千葉の怒涛の攻撃に対し、体を張って守る東京ヴェルディ、全員でゴールを死守する。後半20分には2点目をアシストしたMF齋藤を下げ、DFの加藤蓮(23)を入れ、守りを固める。
後半33分に1点を返されるが、その後はジェフ千葉の攻撃を凌ぎ切り、2-1のままタイムアップ。シュート数もジェフ千葉の17本に対し、東京ヴェルディは7本。圧倒的に攻められながらも、少ないチャンスをモノにした東京ヴェルディが決勝進出を決め、16年振りのJ1復帰へ一歩前進した。12月2日、J1昇格をかけ、東京ヴェルディは清水エスパルスと対戦する。














