■JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(26日、宮崎・宮崎カントリークラブ、6497ヤード・パー72)
国内女子ツアー最終戦のリコーカップが26日に最終日を迎え、年間女王を狙う山下美夢有(22、加賀電子)は4バーディ2ボギーのトータル10アンダーでリコーカップ史上6人目の連覇を達成した。山下は6月のニチレイレディス以来、5か月ぶりの優勝で今季5勝目。2年連続の年間女王に輝いた。
最終日、最終組でスタートした山下は、3番、412ヤードのパー4、残り200ヤードのセカンドをグリーン手前のラフに入れ、3打目もカップまで距離を残すピンチ。ここでパーパットを決められずボギー。5番のパー3でもパットをカップに嫌われ、ボギー先行。スコアを2つ落とし1組前の高橋彩華(25、東芝)に6アンダーで並ばれる。
崩れそうになる所で踏ん張る、今季4勝を上げた山下。8番ショートホールでバーディを取り返し、続く9番でも約2mのバーディパットをねじ込み8アンダー、高橋と並び首位タイでサンデーバックナインへ臨む。
その13番でバーディを奪い、9アンダーとする山下。このホール先行する高橋はボギーで、再び山下が単独トップに立つ。そして16番、171ヤードのパー3では、ピンそばに寄せるナナイスショットで見事バーディ。そして家族も見守る中、迎えた最終18番のパーパットを沈めると、笑顔を見せギャラリーの拍手にこたえた。トータル10アンダー、2位に3打差をつけ、大会連覇を達成。2年連続で年間女王にも輝いた。
山下はインタビューで「すごくうれしい気持ちです。きょうは前半は思うようなゴルフができなかったが、ショットのリズムが出てきてからは、バーディが取れるようになった」と最終日を振り返り、「目の前の一打に集中してプレーしました。来年すぐ開幕するのでしっかり準備して頑張りたい」と結んだ。
【リコーカップ 最終日結果】
1位 -10 山下美夢有
2位 -7 高橋彩華
3位 -6 森田遙














