孫、子ども、おじいちゃんやおばあちゃんの3世代が参加でき、交流を楽しむユニークな富山市田中町の文化祭イベントが26日開かれました。
ヴァイオリンとギターの伴奏が響き、「ふるさと」の合唱でにぎやかに始まった富山市田中町の文化祭…。これは、町内会に入ったものの活動には出てこられない高齢者や若い世代をなんとか取り込もうと、絵画や書道、音楽など世代を超えたあらゆる趣味を披露し合い、交流する場をめざして開かれました。











会場となった富山市の「田中町文化会館」には、田中町の成年会、長寿会、児童クラブ、絵画趣味の会、書道趣味の会、音楽趣味の会などが隣近所にいながらも意外と知られていなかった趣味や特技を披露するコーナーや、児童クラブ、成年会や長寿会、などによるユニークな体験コーナーが設けられました。






住民たちは、身近な隣人の意外に知られなかった一面に驚き、共通の趣味から世間話まで、気楽に話を弾ませながら、世代を超えた交流を楽しんでいました。






訪れた女性は「富山市の比較的中心部にあって、マンションや集合住宅が増えてきたものの、町内会のイベントにはなかなか出られない人も結構います。家にこもりがちな高齢者も多くなったので、こうした文化的な交流会やボッチャの体験会を通してどんどん出てきてほしいです」と話していました。


田中町連合町内会長の川島邦和さんは「これまで町内会の各団体、趣味の会に協力してもらって、きょうの来場者100人をめざして準備を進めてきました。これからも世代を超えて集まれるようなイベントを実行していきたいです」と意欲を語っていました。
富山市の田中町文化祭には、115人の住民が来場したということです。