■クイーンズ駅伝(26日、宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台)
女子駅伝日本一を決めるクイーンズ駅伝がスタート。6区間42.195kmのコースで行われ、エース区間3区では、JP日本郵政グループの廣中璃梨佳(23)が4人抜きの快走をみせ、トップと3秒差の2位で襷リレー。2年ぶりの区間賞を手にした。
史上9チーム目の連覇を狙う資生堂の一山麻緒(26)は、第2中継所ではトップも順位を落とし、7位で4区につないだ。
東京五輪、世界陸上ブダペスト代表の廣中は、6人抜きを達成した2区の牛佳慧から6位で襷を受けると、さらに順位を上げ、3.5km付近で3位集団の先頭に立つ。5km手前で遅れてきた一山を捉え、7.5㎞付近でトップの積水化学・佐藤早也伽(29)に追いつき先頭へ。
終盤、廣中はスパートをかけるが、世界陸上マラソン代表の佐藤も粘りをみせついていく。最後はラスト300m付近から佐藤の激しいスパートに振り切られ、2位で襷をつないだ。
昨年の廣中は、新谷仁美に1秒差で区間賞を逃したが、今年は区間賞を獲得。「なかなか伸びのある走りができず、練習の成果が出せたかというと悔しい部分もあります」と振り返った。「後半も有力選手が走るので、ゴールで待っています」と4区以降を走るチームメイトにエールを送った。














