日中韓の外相会談に出席するため韓国を訪問している上川外務大臣は、中国の王毅政治局員兼外相と会談し、日本産水産物に対する輸入規制を即時撤廃するよう求めました。
中国 王毅外相
「中日関係が健全かつ正しい軌道に沿って前に向かって発展することを、推し進めていく用意があります」
上川外務大臣
「日中関係を発展させるべく、今後、王毅部長と緊密に連携してまいりたいと考えております」
王毅外相との初めての会談に臨んだ上川外務大臣は、福島第一原発の処理水放出に反対する中国が、日本産水産物にかけている輸入規制を即時に撤廃するよう求めました。
問題をめぐる日中の立場に隔たりがあると認識したとする一方で、「建設的な態度をもって協議と対話を通じて問題を解決する方法を見いだしていく」ことになったと説明しました。
また、上川大臣は、▼日本のEEZ=排他的経済水域内に中国が設置しているブイの撤去や、▼中国で拘束されている日本人男性の早期解放を求めたということです。
予定時間を40分ほど超えて行われた会談で、両者は外相による相互訪問を検討することでも一致したということで、上川大臣は「建設的な日中関係を構築する重要な一歩になった」としています。
一方、中国外務省によりますと、王毅外相は福島第一原発の処理水を「核汚染水」と表現し、「核汚染水の排出は、海の安全や人々の健康に関わるもので、中国は日本側の無責任なやり方に断固反対する」と主張。「いま必要なのは、利害関係国のために包括的で効果的な独立した長期的監視メカニズムを構築することだ」と強調したということです。
さらに、今月16日の日中首脳会談で確認された「戦略的互恵関係」について、「まずは正しい相互理解を確立し、お互いが脅威とならないことを明確にすべきだ」としたうえで、具体的に実践するための工程表を作成すべきだと提案しました。
台湾問題については、「中国の内政に干渉すべきではない」と改めてくぎを刺しました。
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