海外でも人気が高まっている南信州特産の干し柿「市田柿(いちだがき)」の出荷が始まりました。

豊丘(とよおか)村のJAみなみ信州の集荷場に持ち込まれたのは、飯田下伊那地域の農家がつくった「市田柿」。

検査員が、品質や異物がないか確認していきます。

予定の出荷量は、2022年を5パーセントほど下回る1,050トン。

一方で、増えているのが台湾や香港など海外への輸出です。

JAみなみ信州によりますと、輸出を本格化した2016年度は26トンでしたが、2022年度は3倍の83トンまで増え、今年は100トンに迫る見込み。

包装用フィルムの改良で賞味期限が従来の60日間から90日間に延びたことも、輸出の拡大を後押ししています。

JAみなみ信州 米山直樹さん:
「雨が少し少なくて、やや玉が小さく小ぶりに仕上がってはいるんですが、その反面糖度は非常に高くて非常においしい市田柿に仕上がっています」

市田柿の出荷は2024年2月まで続きます。