1999年に中国から日本に贈られトキの野生復帰に大きな役割を果たしたメスのトキ「洋洋(ヤンヤン)」が23日死にました。27歳でした。
1996年に中国で生まれたメスの「洋洋(ヤンヤン)」は1999年にオスの「友友(ヨウヨウ)」とともに当時の天皇陛下に贈呈され、佐渡トキ保護センターで飼育されていました。

このペアからは日本初の人工ふ化で「優優(ユウユウ)」が誕生し、その後トキの繁殖が進むなど、洋洋はトキの野生復帰に大きな役割を果たしてきました。


【環境省佐渡自然保護官事務所 篠崎さえか 主席自然保護官】「『洋洋(ヨウヨウ)』と『友友(ヨウヨウ)』のおかげで日本の野生復帰事業というのがここまで続けられたので、日本に貢献していただき感謝の思いで一杯です。ありがとうございましたという気持ちをかけてあげたかった」

現在、県内の野生化ではおよそ550羽のトキが生息しています。
