有機合成化学などの分野で功績が認められ、香川県出身者で初となる文化勲章を受章した、豊田理化学研究所所長の玉尾晧平さんが観音寺市長を表敬訪問しました。

観音寺市役所を訪れた玉尾さんは、佐伯市長や市民から出迎えを受けました。

玉尾さんは、観音寺市出身の81歳。観音寺第一高校から京都大学に進学して研究を行い、新しい炭素同士の結合方法「熊田―玉尾クロスカップリング反応」を発表するなど、長年の功績が認められました。

玉尾さんは、勲章を手に同級生らと喜びを分かち合いました。

(文化勲章を受章した玉尾皓平さん)「こうやって育ててきていただいた、みなさん方のおかげだというふうに、心より感謝御礼を申し上げたいと思います」

観音寺一高の生徒たちとも交流があるという玉尾さん。今後も生徒を科学の道に導くなど、地元の役に立っていきたいと話しました。