JR高松駅に新たな駅ビル「TAKAMATSU ORNE」が、来年3月開業します。オープンにあわせて新たな目玉商品をと開発が進められています。

「このマークはあまり目立たない感じがして」

「これが遠くから見たとき線路ってわかるかどうかですよね」

「屋根かなって」

さまざまな商品を参考に議論を交わすのは、JR四国グループの社員です。

これまで地元の土産物を販売してきましたが、商品のブランド化に向け独自に開発した経験はほとんどないといいます。

(JR四国 事業開発本部 尾崎裕輝さん)「鉄道会社っていうところもあるので、鉄道を前面に押し出すわけではないけれど、一つアクセントとしてはあったほうがいいのかなと」

JR四国が独自に新たな商品を開発するのには理由があります。

高松駅に建設中の駅ビル「TAKAMATSU ORNE」の1階にオープンする、土産物を扱う「ハレノヒヤ」などの目玉商品にしようという狙いです。

(JR四国 事業開発本部 平田成正本部長)「ORNEのハレノヒヤに行けば、この商品が買えるんだ、高松でしか買えないんだ。それが店舗の繁栄に、店舗を盛り上げることにつながるのではないかと」

「ここにQRコードがあったら消費者は何だろうって思わない?」

「ムービーの中に使えないとしても、売り場の販促物でも使えるかもしれない」

「JR四国かっこよくない?行ってみようかとなると俺は思うけど」

道の駅で多くのリピーターを生み出した商品開発のプロからアドバイスを聞きながら、購入するために「TAKAMATSU ORNE」に来たくなるようなパッケージなどを考えます。

本業の鉄道事業が厳しい中、物販での収益を増やそうと、ビールやおかきなど40種類ほどの商品を開発する予定です。

(JR四国ステーション開発事業創造部 小松敬部長)「来ていただける動機にもなると思っています。片方ではORNEに来た客に対して、我々の商品がこんないい商品があるんだという需要も当然あると思いますので、双方向でうまくいけばいいなと思います」

新たな商品で「TAKAMATSU ORNE」に多くの人を呼び寄せたい。JR四国の新たなチャレンジです。