家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる10月の仙台市の消費者物価指数は、去年の同じ月よりも3.8%上昇しました。上昇率は前の月よりも0.3ポイント拡大していて、なかでも牛乳や卵などの食料が大きく値上がりしています。
総務省が24日発表した10月の仙台市の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が108.6となり、去年の10月より3.8%上昇しました。上昇率は、前の月を0.3ポイント上回りました。
総務省によりますと、政府による電気や都市ガスの補助が10月請求分から半額となったことが、指数押し上げのひとつの要因となったとみられています。
補助が半額となったことで電気料金は、去年の10月よりは10.6%下落しているものの、前月比だと10.1%上昇しています。
ガス料金も、去年10月よりは13.3%下落していますが、前月比でみると6.1%の上昇です。
また、生鮮食品を除いた食料は去年10月に比べ8.9%上昇と高止まりしています。
10月の消費者物価指数について特に上昇率が高かったモノの具体例です。牛乳や卵、乳製品が21.7%、野菜や海藻が20.9%、紙おむつやマスク、コンタクトレンズなどが15.9%、果物が14.3%などとなっています。

また、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどが12.4%、お茶やコーヒー、ジュースなどの飲料が12.3%です。














