ハウスものの日向夏の販売が解禁となりました。
宮崎市では、24日朝、初競りが行われ、過去10年間で1番の高値で取り引きされました。
JA宮崎経済連によりますと、ハウスものの日向夏は、現在、県内34戸の農家が生産しています。
24日は宮崎市中央卸売市場で初競りが行われ、1箱12玉入りが最も高いもので去年を1200円上回る5200円で取り引きされました。
過去10年間で1番の高値だということです。
JA宮崎中央日向夏研究会によりますと、今年は雨が少なかったため、甘くてジューシーで色鮮やかな日向夏に仕上がっているということです。
(最高値で落札・洋康青果 竹原崎 慎弥 店長)
「日向夏を待っているお客様は全国ですごくいるので、宮崎の旬なものとして皆さんに販売していきたいと思ってこの値段をつけました」
(JA宮崎中央・日向夏研究会 外山清一会長)
「燃油の高騰から始まりまして、肥料・農薬資材すべて高騰していて、非常に大変な状況になっている。そこで、皆さんにたくさん食べていただいて、幸せな気持ちになっていただければ最高」
ハウスものの日向夏の出荷は、来年2月上旬をピークに4月まで続き、JA宮崎経済連では、今シーズン、例年並みとなるおよそ150トンの出荷を見込んでいます。
(スタジオ)
JA宮崎経済連によりますと、現在、県内で日向夏を栽培している農家は、ハウスもの・露地ものあわせて118戸ありますが、9年前の2014年と比べると、およそ半分に減少しているということです。

露地ものの日向夏は傾斜地で栽培されることが多く、農家の高齢化が進む中、作業の負担が大きいことが要因のひとつだということです。
宮崎特産の日向夏ですので、私たちも食べて農家さんを応援したいですね。