岩手県の一ノ関駅と宮城県の気仙沼駅を結ぶJR大船渡線を盛り上げようと、23日、列車内で沿線の酒とおつまみが楽しめる「乾杯列車」が運行されました。

23日午前、JR一ノ関駅のホームに現れたのは三陸鉄道の車両です。このイベント列車「乾杯列車」は大船渡線沿線地域を一体的に盛り上げようとJR東日本盛岡支社が企画しました。
岩手県内の鉄道の魅力も一緒にPRしようと三鉄の車両が使用されたもので、この車両がJR大船渡線を走るのは初めてです。
列車内では沿線の酒蔵の日本酒やビール、おつまみを楽しむことができます。

(乗客)
「電車の中で飲み食いして良いのが初めて。乱れないように飲もうと思っている」
「すごく日本酒が楽しみ。普段の日常を忘れて何も考えないで飲みたいなと思う」
「埼玉から来た。三鉄が大船渡線を走るということと、いろいろなお酒を楽しめるということを楽しみにしている」

23日は定員いっぱいの80人が乗り込み、一関市の佐藤善仁市長の合図のもと、列車は気仙沼へ出発しました。

(JR東日本盛岡支社 一ノ関統括センター 熊谷由美子 副所長)
「たくさんのお客様が笑顔で出発されたので企画した側も大変嬉しく思っている。沿線の活性化、地域の魅力を県外にPRする上でも(今後の企画も)検討したい」

乾杯列車の運行は23日限定ですがJR東日本は反響次第で今後の実施も検討するということです。