岩手競馬の昨年度の決算が22日認定され、これを受けて最終利益3億5300万円のうちおよそ1億2600万円を融資の返済に充てることが決まりました。返済は3期連続4回目です。

岩手県競馬組合の昨年度決算は22日盛岡市で開かれた組合議会で認定され、当期純利益は3億5300万円となりました。
県競馬組合は経営の悪化で2006年度末に県と盛岡市、奥州市から合わせて330億円の融資を受け事業を継続した経緯があります。
返済は1億円以上の利益を上げた場合に行うルールとなっていて、昨年度の最終利益をもとに、返済額はおよそ1億2651万円と決まりました。
返済は3期連続4回目です。
岩手競馬の昨年度の発売収入は679億5600万円で、構成団体から融資を受けて以降最高となりました。去年11月3日に地方競馬の祭典・JBC競走が盛岡競馬場で開催されたことが主な要因で、この日の売り上げ69億6700万円は岩手競馬の1日の売り上げの最高記録でした。