終末期に患者が希望する医療やケアを事前に話し合う「アドバンス・ケア・プランニング」を学ぶ公開講座が23日、盛岡市で開かれました。

公開講座は岩手県医師会と岩手県が開いたもので、23日は一般のほか、医療・介護福祉の関係者およそ250人が参加しました。
「アドバンス・ケア・プランニング」は終末期に自らが希望する医療やケアについて家族や医療関係者などと話し合うことです。
講師を務めた岩手医大緩和医療学科の木村祐輔特任教授は「患者の意向は状況によって変化するもので、繰り返し話し合うことが重要」と語りました。
さらに、プランニングを行う際は「何を決めるかを目標とせず、将来に対する考えや価値観を共有することが大事」と呼びかけました。
参加者は患者の意向を尊重した終末期の医療やケアについて真剣に耳を傾けていました。