香川県高松市の高松駅周辺では、歩いて移動できる街づくり・プロムナード化を進めようと社会実験が行われています。きょう(23日)街づくりの専門家を招き、プロムナード化の意義を理解してもらおうという講演会が高松市で開かれました。

京都大学の藤井聡教授は都市工学の専門家で、街作りに関しての研究で知られています。きょう(23日)の講演では、ヨーロッパと高松を比較しながらプロムナード化の重要性を語ります。

高松駅周辺では車道を減らし歩道を広げたらどうなるか検討しようと社会実験を行っています。周辺では徳島文理大学の新キャンパスや1万人規模のアリーナ建設が進みます。これらを利用する人が中心市街地の商店街との間を歩いて移動すれば活性化が進むという訳です。


(京都大学大学院 藤井聡教授)「歩いて暮らしていると地域の商店街が豊かになるのみならず、その地域の裏側にある地域産業も豊かになる」
香川県は現在行われている社会実験などのデータを収集し、プロムナード化を検討したいとしています。