海中への転落事故を防ごうと22日夜、岩手県釜石市の港で釣り人に注意を呼びかける事故防止パトロールが行われました。

釜石港で行われた事故防止パトロールには海上保安部や警察などから11人が参加しました。
パトロールでは防波堤で夜釣りを楽しむ人に「複数で行動する」、「ライフジャケットを着用する」といった注意が書かれたリーフレットを配りました。
去年までの5年間で岩手県内では釣り人の転落事故が15件発生し、そのうち8件は夜間に起きています。
今年に入ってからも夜釣りをしていた人が海に落ちる事故が釜石市で2件、久慈市で1件発生していて、久慈市では70代の男性が死亡しています。
釜石海上保安部は「十分な明るさの照明器具を準備するなど安全確保に努めてほしい」と呼びかけています。