“人質のカード”がなくなったらどうなる?最悪のシナリオは

井上キャスター:
イスラエルのネタニヤフ首相いわく「我々は完全に勝利に達するまで、人質全員を取り戻すまで戦争を続ける」とのことで、この姿勢はどうも変わっていないようです。
この先、どういったことが考えられるのか。江崎准教授いわく「ハマスが“人質のカード”をうまく利用して協議を続けていければ『停戦』となる可能性も」あるということです。
今はあくまでも4日間の停戦だけですが、人質のカードがまだ残っている。それをうまく利用していけば、先延ばし先延ばしにして、ある程度の停戦というところに落ち着くこともありうるのではないかとしています。
最悪のシナリオとしては、イスラエルが戦闘を再開することです。今は4日間停戦するといっているだけですので、5日目から攻撃再開をしても、まったくおかしくはありません。
そうなると周辺の反イスラエル組織も反発し、イスラエルとハマスだけの二極の対立ではなくて、その周辺を航行する各国の船舶も攻撃対象になります。もっと広い意味での戦争、泥沼化する可能性はもちろん残されているという現状があります。
ホラン千秋キャスター:
若新さん。このまま仮に戦闘停止となり、10人の人質が解放されるたびに1日ずつ戦闘停止を延ばしていきます。
これを続けたとしても、ネタニヤフ首相としては「人質を取り戻す、さらには勝利に達するまで徹底的にやる」としているので、では人質が全員いなくなったあとどうなるのか?など、まだまだ不安な点はたくさんありますよね。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
まず我々人間というのは、一度血が流れてしまうと、こういった紛争・戦争はどんどんエスカレートしていくんだなと改めて感じますよね。
この問題についてはどっちが先に仕掛けたのか、どっちが原因なのか、どこを起点とするかは、歴史的に非常に複雑じゃないですか。
となると今、もちろん世界的な世論としては、大国の多くはイスラエル側を支持していて、イスラエルが圧倒的に軍事力も強くて、イスラエル側は優位なわけです。
ただ、こういうときこそ力があり、世界的な支持を得ている側のほうが何とか冷静になって、譲歩するじゃないですが…。もちろんイスラエル側には、言い分はめちゃめちゃあると思いますよ。イスラエル側だって、たくさんの命を失ってしまっているわけですから。
しかし世界的に力があり、立場が強いというか、余裕があるほうが冷静になって譲歩していくということでしか、エスカレートを止められないのかなと。そういうイスラエルの姿勢を願いたいなと、僕は思いますけどね。
ホランキャスター:
希望も込めて、ですよね。














