11月22日は数字のごろ合わせから「いい夫婦の日」です。岩手県一関市千厩町で、夫や妻に贈るメッセージのコンテストが行われ、会場は愛情の詰まった言葉であふれました。


東洋一の奇岩と言われる夫婦石(めおといわ)がある一関市千厩町。この観光地にちなんで一関市役所千厩支所ではいい夫婦の日に合わせ「夫へ妻へのメッセージ」と題した催しが行われています。
13回目を数える今年は夫や妻に宛てたメッセージ82点の応募がありました。
今年の大賞は金ケ崎町在住の丸山美榮さん(69)が夫の芳照さん(70)に宛てたメッセージです。
病床で意識を取り戻した丸山さんが夫から優しく声をかけてもらった場面を振り返る内容です。

(朗読)
「『えがったな。えがったな。』というお父さんの顔は目が赤く、疲れ切っていた。10日間生死をさまよった私が気づいた時、最初に目に入った。お父さんと乳牛(べご)飼いをする事はできなくなった。それでも、今日も一緒にいることが、とてもありがたいことと思っている」

(大賞を受賞した丸山美榮さん)
「(病気で)今までのような自分ではなくなった。それでもこれからもよろしくという思いで」

(夫・芳照さん)
「初めてメッセージを見たのですが、本当によかったなと。これからもいい夫婦でありたいと願っています」

このほかにも亡くなった伴侶への思いや互いに介護をしあうことへの感謝など、会場には愛情のこもった言葉があふれていました。