近隣住民の苦情に端を発して存続を巡って大きな議論になった末に廃止された長野市の旧青木島遊園地。
荻原市長は22日、近くの小学校に新たに多目的棟を設置して、学校の子どもプラザと公園に隣接する児童センターを統合する計画を明らかにしました。


宮入キャスター:
「4月に廃止された青木島遊園地。今は遊具もなく、すっかり空き地になっています」


今年4月に廃止された長野市の公園・青木島遊園地。

廃止に伴って、子どもたちが自由に遊べる環境の整備が課題となっていました。

22日に開かれた長野市の定例会見。


荻原市長は公園に隣接する児童センターと学校に設置された子どもプラザを、2025年度をめどに統合し、2階建ての多目的棟を設置する案を発表。

また、保護者の送迎に関して、駐車スペースを確保するなど、児童の安全と周辺住民への配慮も図るとしました。

一方で、地域に開放するのは土日祝日や長期休業中など限定的です。


荻原市長:
「(不審者の侵入など)大変ご心配されてる声が多かったです。その声を踏まえまして、平日学校のある日は一般開放は致しませんけれども、全体的には遊具の設置であるとか、多目的棟の設置であるとか、評価いただいていると思ってますし、丁寧にやってきたかいがあった」

4月から意見集約や検討を重ね、保護者や関係者の理解を得たことを強調した荻原市長。

今後のスケジュールや手法についても、関係者との調整を図りながら進めるとしています。