冬の道路の市民の満足度向上を目指して盛岡市は22日、市民や作業に当たる人と意見交換を行いました。

(内舘茂 盛岡市長)
「市民の求める除排雪に取り組んでいく」

この会議は道路の除雪や集めた雪を捨てる排雪について、市民の要望に応え、迅速で適切な作業につなげようと市が初めて企画したものです。

市によりますと昨年度、「車道に深い轍(わだち)ができている」や「歩道がでこぼこで歩きにくい」などの不満や苦情は、2079件寄せられたということです。
22日は市民の代表に加え、学校や公共交通機関の関係者、除雪の委託を受ける業者などから合わせて17人が出席し、課題や意見を出し合いました。

(町内会の役員)
「除雪した後のバス停に雪が残っている。高齢者はふくらはぎ辺りの高さだ足を運べない」

内舘茂市長は盛岡市長選挙の公約に「きめ細かな除雪による市民満足度の向上」を掲げていて、対策は急務としています。市は必要な事業費の確保も含めて来年度以降、除雪対策の充実へ本格的に取り組む方針です。