長崎県対馬市の子どもたちが ツシマヤマネコの保護施設を訪れ、特産の対州そばの収穫を通して、地元の自然について学びました。

ツシマヤマネコ野生順化ステーションは、動物園生まれのツシマヤマネコを野生に復帰させる技術を開発するため、環境省が整備した施設です。

子どもたちが訪れたのは、施設内にある対馬の自然環境が再現されたエリアで、その中で、いま収穫期を迎えているのが対馬の固有種「対州そば」です。

環境省 対馬自然保護官事務所 谷口晃基自然保護官:
「ヤマネコの餌となるネズミとかバッタが生息できる環境整備の一環として、そば作りをしております」

この日、参加したのは応募で集まった地元の子どもたちで、周りの大人からカマの使い方を教わりながら、2時間ほどかけて、そばを刈り取りました。

そば刈りに参加した女の子:
「初めてそば刈りに来たので、どうやってすればいいか最初わからなかったけど、でも慣れてきて、やったら楽しかったから良かったです」

収穫した対州そばは、12月9日、脱穀とそば打ちをして食べる予定です。