冬に旬を迎える大分県産ブランドの梨「豊里」(ほうり)が出荷シーズンに入り、大分市で初競りが行われました。

「豊里」は2007年に県が開発したオリジナル品種の梨で、大玉で甘みと酸味のバランスが特徴です。名前はクリスマスの贈答用に使ってもらおうとホーリーナイトにちなんでつけられました。

22日朝は、大分市の公設地方卸売市場で初競りが行われ、最高値は過去最高となる5キロあたり5万円をつけました。

今年は夏から秋にかけて気温が高い日が続いた影響で成熟が早く、収穫時期も早まりましたが、例年通りの甘い梨に仕上がったということです。

(JAおおいた日田梨部会・小埜照明部会長)「ご家族親戚そろったなかで、豊里独特の濃厚な糖度とジューシーさを味わってほしい」

豊里は12月上旬にかけて県内を中心におよそ50トンが出荷される見込みです。