アメリカ国防総省はイラクに駐留するアメリカ軍に対し、イランの支援を受ける武装組織が弾道ミサイルを使って攻撃を行い、複数の負傷者が出たと明らかにしました。

米国防総省 シン副報道官
「昨夜、イラクのアル・アサド空軍基地のアメリカ軍などに対して、イランが支援する武装組織による至近距離弾道ミサイルを使った攻撃がありました」

アメリカ国防総省によりますと、20日夜にあった攻撃で、イラクにあるアル・アサド空軍基地の施設の一部が損傷し、複数の人が負傷したもののいずれも重傷ではないということです。

アメリカ軍は直後に対地攻撃機「AC-130」で今回の攻撃に関連した武装勢力の構成員が乗った車への攻撃を行い、複数の死者が出たとしています。

国防総省によりますと、イラクやシリアに駐留するアメリカ軍を狙った攻撃は先月17日以降、66回に上っていて、62人が負傷しています。