この夏、コロナの影響で中止していた夏祭りも3年ぶりに開催。親子連れや学校帰りの子ども達で賑わう中、夏祭りの屋台に異変が…。たこ焼きに金魚すくい、子ども達が大好きな夏祭りの定番商品にも物価高・円安の影響が色濃く出ていました。それでもお客さんに満足してもらいたい各業者の声を取材しました。
■夏祭りに物価高の波 りんご飴もたこ焼きも値上げ

7月1日に東京・北区で行われた夏祭り「十条冨士神社大祭」。夕方からは親子連れや学校終わりの子どもたちで賑わっていました。3年ぶりの開催となったお祭りにも物価高の影響が出ているようです。
山本恵里伽キャスター
「材料で高くなっているものはありますか?」
かき氷店
「氷代ですかね」
山本キャスター
「値上げとかはしているんですか?」
かき氷店
「値上げは…特に変えていないです」
山本キャスター
「でも氷代は上がっている?」
かき氷店
「氷代は…そうですね」
かき氷の値段は300円と据え置きでやっているそうですが、氷代の値上がり分は店の負担となります。材料が値上がりしている“粉もん”のたこ焼き店では・・・
たこ焼き店
「いつもは6個入り500円だったんですけど、5個入りにして500円でうちはやらせてもらっています」
山本キャスター
「それは原材料費が高くなったからですか?」
たこ焼き店
「そうですね。全部値上がりして、600円よりはまだ500円で1つ減りますけど、お客さんにも我慢してもらっちゃっている」

たこ焼きの数を1つ減らす、実質値上げです。一方、価格を上げた祭りの定番商品も。リンゴ飴は1本500円に。
りんご飴店
「果物の値段が上がって、高くなっている。ちょっとずつ上げて…100円ぐらい」
山本キャスター
「値上げしないと成り立たない?」
りんご飴店
「そうですね、成り立たない」

お祭りにも物価高の影響がでていますが、昔から来ているお客さんは・・・
昔から来ているお客さん
「全体的にはやっぱり高くなったなって。ただ3年ぶりなので3年分のお金を使おうかなと思って」
「値段が200~300円くらい上がってますね。リンゴ飴も前は300円とかそれくらいだったと思う。子どももやりたいこと、食べたいものがいっぱいあるので、しょうがないです」