地域の農業をけん引する農家およそ1300人が集まりました。

県農業委員会大会が21日、長野市で開かれ、農業委員などおよそ1300人が出席しました。

農業委員は、地域の農業をけん引するリーダーとして各市町村から選ばれ、農地の利用を進める活動などを行っています。

農業が抱える課題は、地域ごと、それぞれです。

軽井沢町から:
「新規就農者の要望が果樹を希望している方がほとんどなので、露地野菜をやりたいって方がほとんどいないんで、私たちとしてはなかなかいいマッチングができてない」

中川村から:
「一番課題っていうのはやっぱり人、担う人」
「できる人がだんだん減ってきてるから農地がいわゆる山林化したり荒廃化してきている」

今年度から作成が始まった「地域計画」。

誰が、どこで、どのような作物を栽培するのか、これから先の農業の姿を2024年度末までに明確にするもので、農業委員はその素案を作成する役割を担います。

県農業委員会協議会・青木保(あおきたもつ)会長:
「(農業委員が)地域の先頭に立って旗振り役をしながら地域の集落の中心的な役割を果たしていただきたい」

大会では地域農業が抱える課題などを共有し、国や県への要請事項を決議しました。