「僕が死んでも100年続くような会社を」訪問看護の事業立ち上げへ

(講演を行う眞榮田さん)
「病気を抱えながらでも、家族や友人たちとのコミュニケーションを大事にしていきたい、介護を第三者に頼むことによって、家族とは介護の時間ではなく、今までの健康だった時と同じような生活を送る」

先日開かれた眞榮田さんの講演会。満員の来場者に語ったのは、こどもや難病患者を対象とした、訪問看護の事業を立ち上げるという新たな夢でした。

ALS患者 眞榮田純義さん(29)
「もちろん目指すところは、僕が死んでも、その先も50年、100年と続くような会社にしたいと思っています。健康な人が自由にできて、障がいがある人が自由にできないことを自由にさせてあげられる環境を整えたい」

共同で事業を立ち上げるのは、同級生で看護師の佐川さんです。

同級生の看護師 佐川かんなさん
「病気になった時の考え方って人それぞれ、何が正解とか不正解とかは無いんですけど、やっぱり眞榮田はそれでも、他に見ないような考え方ですし、どんな人もみんな笑顔にするなと思います、いるだけで」

ALS患者 眞榮田純義さん(29)
「僕がただ健康で講演をしたって響く力は半減すると思うんですね。僕自身この病気が武器になってるし、なので僕はこの病気だからこそできることをやれれば良いかなと思っています」

やり残した夢を全て叶えるまで。余命を告げられて尚、誰よりも生き生きと、自分の人生を歩み続けます。