厚生労働省は、介護離職を防ぐため企業に対し、従業員が40歳になった時に「介護休暇」などの支援制度の周知を義務付ける案を新たに示しました。
総務省によりますと、去年、家族の介護や看護のために仕事を辞めた人は10万人を超えています。
厚生労働省はきょう行われた専門部会で、「介護離職」を防止するため、仕事と介護の両立支援制度について、企業が従業員に周知することを義務化する案を示しました。
具体的には、▽従業員が40歳になった時に支援制度を周知すること、▽従業員が家族の介護が必要だと申し出た場合、支援制度を利用するかどうか確認することを企業に義務付けるとしています。
仕事と介護の両立支援制度については、家族1人につき▽最大93日間取得できる「介護休業」や、▽年間5日間、時間単位でも取得できる「介護休暇」などがあります。
厚生労働省は引き続き議論を行い、来年の通常国会での育児・介護休業法の改正案の提出を目指す考えです。
注目の記事
1歳半から里親家庭に「自分は何も悪いことしていないのに…」心を閉ざした幼少期 19歳女性が看護師の夢と自立へ一歩を踏み出す

「ご父兄ですか?何か一言を」無神経にマイク向けるマスコミへ怒り 「助かる見込みはありません」医師の非情な宣告 附属池田小事件で娘奪われた遺族が『超混乱期』振り返る【犯罪被害者支援part1/全4回】

箱根駅伝2連覇ランナーのその後…名門・青山学院のアンカーが選んだ「第二の人生」恩師・原晋監督もエール【アスリート引退後の決断・前編】

「車が横転し、白煙が...」その時 “互いに見知らぬ3人の男性” が救出に向かった!その後 車は炎上「九死に一生の救出劇」とは【前編】

「強く抱きしめると痛いのでは…そっとなでることしかできなかった」 顔には多数のあざや傷、血で固まった髪の毛 金目的で男3人に拉致、殺害された一人娘 【2007年・闇サイト殺人事件 前編】

命を奪われる前夜の電話「たわいもない会話が、今では愛おしくてたまりません」20歳の大学生、飲酒ひき逃げで亡くなった…父親が手記









