飯田市の中心部にある「りんご並木」で20日、地元の中学生が収穫を行いました。
りんご並木は地元のシンボルとして親しまれていて、今年で誕生から70年の節目を迎えました。


飯田市の中心部におよそ300メートル続く「りんご並木」。

今年も26本の木に、真っ赤なリンゴが実りました。

地元の飯田東中学校が毎年手入れをしていて、全校生徒およそ200人で春先から育ててきた「国光(こっこう)」や「ふじ」などを収穫しました。


生徒:
「赤いきれいな実もできたし、たくさんできたのでうれしかった」

「りんご並木」は、1947年に起きた「飯田の大火」からの復興のシンボルとして植えられ、今年は誕生から70年の節目にあたります。


この日は収穫に合わせて、「りんご並木」の歴史や活動などを伝える案内看板の除幕式も行われました。


飯田東中学校学友会 武井旺祐(たけいおうすけ)会長:
「自分たちの経験を先につないでいって、そこで次の世代の生徒にも何か感じてもらって、自分たちもりんご並木を守っていきたいと思ってもらえればうれしい」

子どもたちが70年間大切に守り続けてきたりんご並木。

収穫したリンゴは地域の人に配るほか、給食で出される予定です。