1日も各地で猛暑日となり厳しい暑さとなりました。福岡県内では少なくとも50人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。暑さへの警戒は人だけではありません。食卓に欠かせない卵にも今後影響が及ぶかもしれません。
福岡県と佐賀県は1日も午前中からほとんどの地域で30℃を超えるなど厳しい暑さとなりました。
各地の最高気温をみると福岡県久留米市が37・9℃朝倉市が37・6℃、佐賀市が37・4℃と福岡と佐賀の多くの観測地点で猛暑日となりました。
RKBの調べによると福岡県では午後4時半までに50人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。
RKB黒木秀弥「ギラギラと照りつく太陽。暑いのは人だけではありません。こちらの養鶏場では、暑さによる影響が懸念されています」
2万羽のにわとりを飼育している福岡県築上町の養鶏場です。にわとりは暑さに弱いため鶏舎のカーテンを降ろし日陰を作ったり、扇風機を回したりして対策しています。
早い梅雨明けと連日の猛暑でいつも以上に気を遣っています。
城井ふる里村・徳永隆康社長「食べる量が減ってくるから卵が10日で9つだったのが8つになったりとか減ってくるのと、今までLサイズ産んでた鶏がMサイズとか一段階下がってくる」
にわとりも人と同じで暑さが続くと食欲がなくなり、えさを食べなくなります。その結果、卵の数や大きさに影響が出るおそれがあり、場合によっては死ぬこともあるといいます。
こちらの養鶏場ではにわとりの健康を維持するためえさに糖蜜を混ぜていました。しかし、円安やウクライナ情勢によってエサ代は高騰、さらに暑さ対策のため扇風機などの電気代が例年以上にかかり、経営に重くのしかかっています。
城井ふるさと村・徳永隆康社長「もうやめるっていう養鶏場も全国で出てきてますね。先の見通しがきかない。色々な紛争とか円安とかある中で結局頑張るしかない」
エサ代の高騰と異常な暑さのダブルパンチ、かつてない厳しい夏を迎えています。
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