秋田県潟上市の工房で、来年のえとにちなんだ創作こけし作りが最盛期を迎えています。

丸みのある木地に、愛らしい表情をした「辰」の絵が描かれた創作こけし。来年のえと・辰にちなんだこけしが並ぶのは秋田県潟上市飯田川の「さぎまい工房」です。
絵を付けるのは、今年でえとのこけし作り26年目の三浦節子さんです。秋田県産のイタヤカエデやケヤキなどを削って、俵型に形を整えた木地に、筆で顔や模様を描き入れます。先月から作り始め、今が作業のピークです。工房には表情豊かな大小のこけしが並びます。
三浦さんは「今年秋田県では豪雨被害やクマの被害と、悲しいニュースが多かった。来年はそういうことが起こりませんようにと願いを込めて筆を走らせている」と話していました。
作業は来年1月いっぱいまで続けられ、創作こけしは1650円(税込み)から購入できます。