浸食されるビーチ 専門家の見解は
今井記者
「ご覧ください、こちら。階段があった名残が。掘ると石の階段が出てきますね」

ビーチの南側は砂が多く、かつて石の階段が見えていたという場所は埋もれていました。
なぜビーチは浸食されているのか。海岸の保全対策に詳しい土木研究センターなぎさ総合研究所の宇多高明所長は、正確なデータが示されないと断定的なことはいえないと前置きした上で、次のように話します。
なぎさ総合研究所 宇多高明所長
「原因は地球温暖化。あの辺の海域の水温が高くなって、台風のコースが変わった」

宇多所長によれば、かつては宮古島の西側を通る台風が多かったといいますが、近年は東側を通るようになったといいます。
なぎさ総合研究所 宇多高明所長
「宮古島の西側を通ってくれれば、南風が南風が吹き荒れる。ところが東側を通ると、あべこべに風が吹く」