富山版「メタバース婚活」を初開催
世間体を気にする富山の県民性…結婚できないでいることを知られたくない人が多く、婚活が難しくなっているといいます。
富山県も少子化対策の一環として、婚活を奨励。「県では、出会いや交流、結婚を希望する独身男女に出会いの機会や結婚へのきっかけを提供するため、企業・団体が実施する婚活イベント等の企画を募集しています」として、開催1回あたりの参加者数に応じて、10名以上50名未満に10万円。50名以上に20万円の補助金を交付しています。県によると、去年は合わせて15件に補助金を交付したといいます。

婚活を進める富山県。飯野さんが考えたのがメタバースを利用した婚活でした。補助金の交付も認められました。

婚活相談所 Ayllu.飯野道子さん:「表情とか、写真だけで決められてしまう世界は、多分メタバース空間では反対で、その人の中身とか内面を知っていただいて、あとは共通の趣味があるんだなっていうことからお話がどんどん膨らんでいくと良いなと思っていて」


メタバース婚活とはどんなものか、体験してみました。まずニックネームを登録し、アバターを作成。


小西鼓子アナウンサー:「おー、こんないっぱい。迷いますね」

時間になったら婚活会場に入り、〇×クイズに答えたり、気になる人と1対1で話すことも出来ます。

小西アナウンサー:「カラフルな会場だ。ご趣味は」
相手の男性:「プログラミングです」
小西アナウンサー:「あっプログラミングかあ…」
はじめは中々、話が弾みませんでしたが…。
小西アナウンサー:「こうやってスタッフさんが、こういう会話したら良いよってフォローしてくださりました」


話題に困ったペアには、運営側がチャットで助け舟を出してくれます。
小西アナウンサー:「顔が見えない空間で会話するっていうのが、初めてだったので、手こずったところはあったんですけど、初対面の人ともこれだけリラックスして話せるっていうのは仮想空間内だからこそなので素が出せるなと思いました」

実は県内でメタバース婚活が行われるのは初めてです。飯野さんは富山県ならではのメタバース婚活を開催しようと、富山大学出身でVR事業を行う山田航大さんとともに開催にこぎつけました。
ModelingX 山田航大代表取締役:「メタバース上でアバターで参加したからって個人を特定されるわけでもないので、本当に身の安全というか安全に安心して新しい出会いを得られる」

婚活相談所 Ayllu.飯野道子さん:「今まで動かなかった方の一歩になる。今まで動いていたけどうまくいかなかった方がもしかしたら会話の中で芽が開くかもしれないというところでいうと、その一歩になればいいなと思います。そうしたいです」
