香川県高松市の中心市街地で検討されている、歩いて回遊できる街づくり「プロムナード化」。きょう(17日)から3回目となる社会実験が始まりました。

社会実験は高松駅北側の車道100メートルを通行止めにし、建設中の県立アリーナ周辺道路を4車線から2車線に減少させて実施されるものです。

8月に同じエリアで5日間行った社会実験では周辺交差点の一部で、平日・朝夕のピーク時に一時的な渋滞が発生したものの大きな問題は見られていません。

今回は14日間に実験の期間を延ばし、さらに正確な影響を調べます。

(香川県都市計画課 西本大介課長補佐)「駅ビルのできる高松駅前のエリアと、アリーナができるサンポートのエリアを一体的連続的な空間とすることによって、人が自由に行き来できて賑わいを創出できるのではないかと」


(茅原淳記者)「高松駅北側の車道では、人工芝とベンチが設置されています」

香川大学では歩行者が単に通るだけでなく、滞在して散策したくなる公園のような環境を試験的につくるとしていて、キッチンカーの出店や讃岐ちょうちんによるライトアップなども計画されています。

(香川大学経済学部 西成典久教授)「子どもたちがここで遊んだりとか、人と人がつながる場所になったりとか、ほんの少しでもそういう兆しが見れればいいなと思っておりますね」

歩いて楽しい街づくりを目指す「プロムナード化」。サンポート高松地区の社会実験は今月30日まで行われます。