「教育虐待」という言葉をご存じでしょうか?
虐待は違法な行為ですが、教育の名のもとにも行われているようです。
もちろん、子どもに教育を受けさせることは親として大切な役割です。しかし、中には行き過ぎた教育が行われ、子どもの心身に深刻な影響を与えています。
ノンフィクション作家の石井光太さんは、2023年6月に『教育虐待ー子供を壊す「教育熱心」な親たち』を出版しました。
その中で、行き過ぎた教育とは『親が子供の意思を無視して、受験などを押し付け、独善的に掲げる高い理想に到達させるために“愛の鞭”と称して暴力をふるったり、精神的に追いつめたりする行為』であると解説しています。
教育はいいことと受け取られることが多いため、『教育熱心』として虐待行為は可視化されにくいと石井さんは話します。しかし、少年院や不登校のフリースクールの取材をしていると、どこに行っても、ある一定数、教育虐待の被害者がいるのだといいます。
今回のSHAREは、ノンフィクション作家石井光太さんをお招きして、行き過ぎた教育が子どもにどのような深刻な影響があるのか?なぜ親はそのような教育に陥ってしまうのか?防止策はあるのか?親も、子供も苦しめられ、気づくことが難しい「教育虐待」の真相を聞きました。
【出演】
石井光太(ノンフィクション作家)
久保田智子(NEWSDIG編集長)