青森県の宮下宗一郎知事が掲げている「県庁大改革」が本格的に動き出しました。宮下知事は県庁の組織で新たに8つの部局を新設、もしくは再編する考えを示しました。2024年4月の新体制スタートを目指しています。

宮下宗一郎青森県知事
「いよいよ県庁大改革ということで第一弾となります組織の見直しについて発表したいと存じます」
宮下知事は16日夕方、臨時記者会見を開き時代に即した体制を構築するために県庁の組織体制の見直しを発表しました。それによりますと現在は12の部局がある県庁の組織を14の部局に見直していて、このうち8つの部は新設または再編されています。「こども家庭部」は子供に関する政策を集約していて「交通・地域連携部」は交通政策や地域活性化に「環境・エネルギー共生推進部」は再生可能エネルギーの推進と自然環境の共生に重点的に取り組みます。
宮下宗一郎青森県知事
「入れものが変わっただけで中身が変わらなければ意味がないわけでありまして、新しい事業、そしてその事業がしっかりと県内各地に行き渡り県民の皆さまの高い期待に応えられるような県庁大改革をこれからもしっかりと進めていきたいと思っております」
宮下知事は今後、組織体制の見直し案の詳細を整理したうえで2024年2月に開会する県議会で条例案を提案し2024年4月から新体制開始を目指しています。