中野市で今年5月、男女4人が殺害された事件で、青木政憲(あおき・まさのり)容疑者が16日、殺人の罪で起訴されました。
発生から間もなく半年、被害者の遺族は「極刑をもって罪を償って欲しい」などと事件後初めて、心境を明かしました。
殺人などの罪で起訴されたのは、中野市江部の農業・青木政憲容疑者32歳で、今年5月25日、自宅近くを散歩していた市内の女性2人をナイフで殺害。
さらに、現場に駆け付けた男性警察官2人を猟銃やナイフで殺害したとされています。

検察は、青木被告の認否を明らかにしていませんが、警察の取り調べに対しては当初、「女性2人からひとりぼっちだと馬鹿にされていると思った」などと動機について供述し、その後、容疑を認めていました。
検察は、青木被告の刑事責任能力を調べるため、8月から11月8日まで3か月間にわたって鑑定留置を実施。

鑑定の結果から、検察は刑事責任を問えると判断し、16日、青木被告を殺人などの罪で起訴しました。