凶悪犯罪が相次いで発生する中、最善の対応を確認です。岩手県岩泉町の郵便局で16日、強盗が押し入ったことを想定した防犯訓練が行われました。

この訓練は、岩泉警察署が企画したもので新型コロナによる中断を経て4年ぶりの開催で、拳銃と刃物を持った男2人が岩泉郵便局に押し入いったとの想定で行われました。犯人役の警察官が女性職員に金を要求し、現金200万円を奪って逃走すると、職員はすぐに後を追いかけ犯人が乗った車にカラーボールを投げつけました。強盗事件の際は、犯人の特徴を正確に覚えておくことも重要で、職員は落ち着いて犯人の背格好や服装などを警察官に伝えていました。

(岩泉郵便局 小弓川 大生さん)
「分かっていても特徴を覚えることができないということが分かったので、そこが一番大事な部分かなと思います」
(岩泉警察署 生活安全課 鬼柳 瑞希 係長)
「改めて防犯意識の向上や、やり取りを再確認することで実際に起きた時に対応できると分かりましたし、下閉伊地区の金融機関と合同で防犯意識の向上を高められたと思います」

訓練の最後にはカラーボールを正確に投げる練習も行われ参加者は凶悪事件への備えの重要性を再確認していました。