部隊を改編する形で15日に発足したアメリカ海兵隊の沿岸海兵連隊=通称MLR。
沖縄への影響とともにその変化と狙いについて考えます。

世界情勢の変化にあわせ、転換期迎えるアメリカ海兵隊

200年以上の歴史を持つアメリカ海兵隊。有事の際の前線部隊として世界各地に部隊を展開してきました。

対テロから、対中国へー

海洋進出を強める中国の存在を背景に、11月15日、沖縄に駐留する海兵隊は大きな転換を迎えました。

第12海兵沿岸連隊司令官 ピーターB.エルトリングハム大佐
「第12MLRは我々の任務と能力の進化を象徴しています。我々はここ、第一列島線にいることを誇りに思い、いつでもどこでも必要な事態に対応できる部隊です」

金武町のキャンプハンセンに駐留する「第12海兵連隊」が離島を拠点に活動する即応部隊「第12海兵沿岸連隊」へと改編されたのです。

その起点となっているのが、アメリカ海兵隊の新たな部隊構想です。